tokyolocalguide’s diary

九州の田舎から上京してきて約20年。東京の行きそうで行かないところをご紹介。

2020年11月8日(日)何だか最近いいことないな。そうだ たこ薬師、行こう。

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たこ薬師1


 目黒の寺社仏閣・史跡スポットと言えば目黒不動尊が有名ですが、おもしろいところでは「信じて願えば何でも治る」といわれる「たこ薬師成就院」があります。8本足の動物のたこ、あのたこでーす。(たこ八郎風)

 何やら約1200年ほど前、遣唐使だった慈覚大師円仁(えんにん)というお坊さまが、唐各地をまわり帰国する際、海路が荒れてピンチだったそうです。そこで自らが作った薬師像を海に投じて祈ったところ、難を逃れ無事帰国することができました。その後、肥前(現在の長崎)の松浦に行くと海上にあの薬師像が光を放ってたこにのって浮かんできた(!)との言い伝えがあるそうです。
 この出来事に円仁さまは大変感激して、目黒で疫病が流行した際に、諸病平癒のためにとたこ乗った像容をそのまま霊木に刻んで、たこ薬師如来としてまつられたことが由来のようです。

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たこ薬師絵馬

 本堂左手にある建物に地蔵があり、その上に掲げられた看板?のような絵が一番上の写真になります。「ありがたや 福をすいよせる たこ薬師」(!)たこだけに福をすいよせるときたか。円仁さまの頃から比べると何か飛躍してませんかかね(笑)でも拝んでいけばいいことあるでしょ!きっと!さらに絵馬やお守りも集客ためなのかポップなデザインを採用しすぎている感が否めませんが愛らしいので◎としましょう。何だか最近いいことないなという人におススメのスポットでした。